邪馬台国女王卑弥呼に対峙した東海の古代王国 - 狗奴国国土交通省

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濃尾平野北縁 古墳群巡りコース(41.1km)new 小さな古墳はお好きですか?(コース難易度**)

 濃尾平野の北縁に位置する、岐阜県の二つの古墳群を訪ねます。スタート・ゴールは鉄道駅ですので、輪行またはサイクルトレインの利用が可能です。



※コース難易度
 *小さいお子さんでも可能
 **小さいお子さんは大人の注意が必要
 ***小さなお子さんには難しい
 ****大人も十分注意が必要
        

東赤坂駅ー15.5kmー野古墳群*



 養老鉄道は桑名から揖斐まで通っているが、途中大垣でJRに接続するので、濃尾平野北部へのアクセスに非常に便利です。おまけにサイクルトレインといって、自転車をそのまま電車に乗せることができます。今回はこの養老鉄道東赤坂駅からスタートします。


 まず、駅を降りたらひたすら北上します。揖斐川沿いを三町大橋で左折。川を渡り野古墳群をめざします。道は歩道がない部分もありますが、比較的交通量も少なく、小さなお子さんでも十分走れます。ただ、冬場は強風に注意してください。自分が走ったこの日も伊吹おろしが吹きまくり、インナーローでしか前進できない場面もありました(冗談ではないですよ、本当です。)


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 野古墳群は、5世紀から6世紀の前方後円墳が複数集まった古墳群です。一部は消滅していますが、多くの部分は比較的よく残っています。(現存12基)時代的にはわが狗奴国より後のことですが、古墳ってどんなもの?という素朴な疑問に応えてくれる場所です。


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 古墳はおおきなものでも家の高さくらい。立ち入り禁止にはなっておらず、古墳には登れますが、保護のための措置は何もありませんので、土を崩したりしないように十分注意してください。石室は見れませんし、葺き石はすべて無くなっている様子です。ただ、この集落の中の古墳。すごく自然です。この日も登った古墳の足元から、ラジオをつけて柿の収穫をする地元の方の音が聞こえてきて、なにかほんのり懐かしい気持ちになりました。


野古墳群の北側には見学者用の広い駐車場(ただの広場ともいう)もありますので、狗奴国政府としてはあまりお勧めはしませんが、ここを起点に濃尾平野北部を自転車で回るというのも可能ですね。


野古墳群ー12.4kmー願成寺古墳群**


 野古墳群を出て、もと来た道を少し戻ります。トンネルを抜けて揖斐川町役場方面へ向います。この道は交通量も多く、小さなお子さんには少し注意が必要です。歩道も内部分があったり、狭かったりです。


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ふたたび揖斐川を渡り、今度は南下します。揖斐の駅をすぎたら注意して、萩原の交差点で右折。山に向って走ります。突き当たりの神社の赤い鳥居を左折し、集落を抜け川にあたったら再び右折。道の突き当たりがキャンプ場になっています。このキャンプ場の南縁が願成寺古墳群です。ここまで、かなり高度を稼がなければいけませんので心の準備をしてください。折り畳みのミニサイクルだとつらいかもしれません。


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 茶畑の中に突然姿を現す古墳群ですが、一つ一つはかなり小さく、家一軒というより、小屋一つ分くらいです。小さなものはさらに小さく、古墳か?土饅頭か?という大きさです。ただ、その古墳が、6世紀〜7世紀にかけて110以上も作られ続けたといえばその規模の大きさがわかると思います。


 ここの古墳は、すべて円墳で、狗奴国政府としては狗奴国との直接のかかわりはつかんでおりませんが、古墳群の終焉期には仏教の影響も確認できるなど、日本国にとっては貴重な遺跡といえます。


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比較的大きな古墳には石室も確認でき、石室の中に入ることもできます。ここでも、見学のための施設設備はなにもありませんので、狗奴国民は遺跡保護に心がけて見学してください。



願成寺古墳群ー9.3kmー昼飯大塚古墳**


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 願成寺古墳群から、そのまま南下。このルートは、山の東麓をほぼ直線的に南下するコースですが、南下する場合、高度を下げていくことになり、抜群の眺望と合わせて大変気持ちのよい道です。ただ、交通量は比較的多く、歩道もガードレールもない部分が多いので十分注意が必要です。


 池田温泉を越えると、小さな峠越え。峠の先の道がやや狭いので注意してください。峠自体は大したことはありません。峠を下り切ると昼飯の町です。


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昼飯大塚古墳は、この日史跡整備工事中で、近づくことができませんでした。ただ、野古墳群と、願成寺古墳群を見てきたその目で見ると、実に巨大な古墳であることが分かります。4世紀後半、この時代では全長150mという東海地方最大の巨大古墳の被葬者は、かなりの権力の持ち主であったと考えられます。また、石室が3つあったり、非常に例の少ない竪穴式石室があったりと、謎の多い古墳でもあります。


昼飯大塚古墳ー0.8kmー金生山化石館(おまけ)ー3.1kmー東赤坂駅**


 ここから、美濃赤坂の駅まではすぐですが、ここまで来たのなら、ついでに金生山化石館も見ておきましょう。ただ、化石館までの最後の100mは斜度20%の激坂ですので、坂バカでない普通の狗奴国民は素直に自転車を押して上がりましょう。


 今回のルートは狗奴国には直接関係のないものでしたが(昼飯大塚古墳の評価については、狗奴国政府としての公式見解を保留します)、普段見ることができない古墳というものを、比較的身近に感じることができるのではないでしょうか。冬の季節は少しつらいですが、春にはレンゲ畑の中を走ることになりますし、菜の花もきれいです。狗奴国民も日本国民もぜひ一度訪れてみてください。

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